4月21日(日)は診療いたします。GWは5/2~5/4が休診、4/29、5/5、5/6は診療いたします。

スポーツ鍼灸

スポーツ傷害とは

スポーツ傷害には、「スポーツ外傷」と「スポーツ障害」の二つに分けられます。

①スポーツ外傷
一回の大きな力(相手選手とぶつかったり勢いよく転倒したなど)により引き起こされた怪我の事をいいます。代表的なものでいうと捻挫や打撲、骨折、肉離れなどが挙げられます。

②スポーツ障害
同じ動作の繰り返しなどで、同一部位が使いすぎ(オーバーユース)の状態となり、痛みなどを引き起こすものをいいます。代表的なものでいうと疲労骨折や野球肩、シンスプリントなどが挙げられます。これらは、フォームの乱れなども影響することがあり、日頃から負担のかからない動作をいかにできるかが予防につながります。
スポーツでの動作は、日常生活とは異なり非常に負荷のかかるものです。スポーツ外傷の中に捻挫や肉離れ等が含まれていますが、これらは元を正せば疲労やフォームの乱れ、また、精神状態なども含めて引き起こされるものです。いかに日頃からの心身共にコンディションを整えられるかがスポーツ傷害を防ぐ上で重要となってきます。

当院のスポーツ鍼灸

当院でのスポーツ鍼灸も上記の効果が期待できますが、治療させていただくポイントは筋肉や関節だけとは限りません。スポーツのパフォーマンスを高める上で身体のバランスが重要となってきますが、身体のゆがみをきたす要因としては、内臓機能の働きも非常に関係してきます。
当院では障害のある部位、気になる箇所だけの局所的な施術ではなく、内臓機能の改善も含め全身の治療を行い、体のバランスも調整いたします。そうすることによって同じ個所を何度も傷めたり、疲労がたまりやすいといった悩みの解消にもつながります。
また、スポーツ鍼灸の治療では、状態に合わせてテーピングや円皮鍼(※)を施すこともあります。
試合や大会に合わせたケアも行っておりますので、お気軽にご相談下さい。

※円皮鍼とは非常に小さな鍼をテープにより皮膚内にとどめて置く鍼のことで持続的な治療効果が期待できます。

当院で得意とする疾患

○野球肩、野球肘
私は小学校から高校まで野球をプレーし、大学時代からは学生トレーナーとして野球選手のケアに携わっておりました。その経験を活かし、当院では投球障害の治療に力を入れております。
まず、野球肩や野球肘が生じてしまう大きな要因として、「投げすぎ、オーバーユース」「トレーニング・筋力不足」「誤った投球フォーム」などが挙げられます。
また、投球障害を治療する上で、投球動作のどの状態のときに痛みが出るのかも重要です。投球動作は大きく分けて「ワインドアップ期」「コッキング期」「加速期」「フォロースルー期」の投球相に分類されます(もう少し細かく分ける考え方がありますがここでは割愛します)。どの投球相で、また、どの部位に痛みを感じるのかによって治療部位も異なります。

なお、野球肩、野球肘は下記の様に分類されます。

野球肩
①インピンジメント症候群(棘上筋の損傷)
②腱板損傷(棘下筋、小円筋の損傷)
③上腕二頭筋長頭腱炎
④関節唇損傷
⑤SLAP損傷
⑥ベネット骨棘
⑦リトルリーガーズ・ショルダー

野球肘
①内側型
②外側型
③後方型

投球障害を改善するには治療と並行して、正しい投球フォームの習得、セルフストレッチやトレーニングも大切となります。
当院では投球のポイントやご自身でできるケア、トレーニング方法なども指導いたします。

○外傷
多くの競技において共通して起こりやすいスポーツ傷害として、捻挫、打撲、挫傷、骨折が挙げられます。
鍼灸治療はこういった急性の外傷に対しても治療効果があります。一般的に急性の外傷が起こった際はRICE処置(安静、アイシング、圧迫、挙上)が行われますが、それと並行して早期の段階で鍼灸治療を行うことで回復力を早める事が期待できます。

当院で対象となるスポーツ傷害
肉離れ、捻挫、打撲、野球肩、野球肘、テニス肘、ゴルフ肘、腰痛症、腰椎分離・すべり症、椎間板ヘルニア、腸脛靭帯炎(ランナーズニー)、足底筋膜炎、ジャンパー膝、シンスプリント、オスグッド、疲労骨折など